一般不妊治療・人工授精|産婦人科ロイヤルハートクリニック|新潟県新潟市

一般不妊治療

排卵誘発

タイミング指導

　タイミング指導とは、「最も妊娠しやすいタイミングに性交渉を行う」方法です。基礎体温や超音波検査、ホルモン検査等を組み合わせてより正確に排卵日を予測することで、妊娠のチャンスを高めます。自然な妊娠に近く、ご夫婦にとって負担の少ない不妊治療のファーストステップです。

対象となるご夫婦

卵管に異常がない
排卵がある
精子の数や運動率に異常がない
医師が指示した日に性交渉ができる

タイミング指導のすすめ方

①　排卵日予測（月経11～13日目頃）
　超音波検査で卵胞の大きさや子宮内膜の厚さを計測します。さらにホルモン検査などを行い、より正確な排卵日を予測し、性交渉のタイミングをお伝えします。
※まずは自然周期でのタイミング指導を行い、うまくいかないときは排卵誘発剤を使用して複数の卵子を排卵させ、妊娠する確率を高めることもあります。

②　性交渉
　医師から指示された日に性交渉します。

③　ヒューナーテスト
　性交渉した日または翌日に頸管粘液中の精子の状態を確認します。

タイミング指導の妊娠率

●　1周期あたり7％程度
6周期を目安にタイミング指導を行い、妊娠しない場合は人工授精へステップアップします。

タイミング指導にかかる費用

●　1周期あたり約5,000円～10,000円
排卵誘発剤を使用した場合によって、費用は異なります。

より詳しい費用はこちらをご覧ください

タイミング指導の通院回数

●　2回以上
卵胞発育チェック、排卵の確認、ヒューナーテストなど。排卵誘発剤の注射を行う場合は、さらに通院回数が多くなります。

卵子と精子の生存期間

　卵子の寿命は排卵後24時間程度で、精子が女性の体内に入ってからの寿命は72時間程度とされています。そのため、排卵前に精子が待機して卵子をむかえ入れる状態が妊娠につながる場合があります。排卵日だけにこだわらず、排卵数日前にも性交渉を行ってみましょう。

人工授精

　人工授精とは、排卵の時期に洗浄濃縮した運動性の良い元気な精子を子宮内に注入する方法です。卵子までの精子の移動距離を短く手助けすることで、卵子と精子が出会う確率を高めます。受精から妊娠までの過程は自然妊娠と同じです。

対象となるご夫婦

タイミング指導で妊娠できない
ヒューナーテストが不良、精子の数が少ない
性交障害
頸管粘液不全

人工授精のすすめ方

①　排卵日予測（月経11～13日目頃）

　超音波検査で卵胞の大きさや子宮内膜の厚さを計測します。さらにホルモン検査などを行い、より正確な排卵日を予測し、人工授精の日程を決めます。
※人工授精日が決まったら、精液を採取する専用のカップをお渡しします。
※人工授精日はクリニックにてご予約枠をおとりしますのでご安心ください。

②　採精

　人工授精当日に精液を採取します。採精は院内採精室をご利用いただくか、ご自宅で採精しお持ちください。ただし、自宅採精の場合はなるべく採精後2時間以内にお持ちください。
※採精時は、専用カップを入れてお渡しした紙袋に記載の説明書をお読みください。
※採精についてよくあるご質問は、Q&Aをご覧ください。