排卵誘発
質の良い卵子をたくさん採るため、排卵誘発剤を使用した方法がいくつかあります。 年齢や卵巣機能などを考え、適切な方法を選んでいきます。卵巣の反応は一人ひとり違い、 周期によって違うこともあります。
ショート法
月経2日目から点鼻薬(スプレキュア、ブセレリン)を開始し、連日使用することで排卵を抑制させます。
並行して3日目からHMG注射を連日行い、複数の卵胞を発育させます。
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ロング法
治療前の周期の黄体期から点鼻薬(スプレキュア、ブセレリン)を開始し、 月経3日目からHMG注射を開始します。ショート法より薬剤の使用開始が早く、 使用量が多くなります。排卵をしっかり抑制させることができ、卵胞発育が均一で、 複数の卵胞が発育します。
アンタゴニスト法
月経3日目からHMG注射を開始し、卵胞が大きく成長したら早期排卵を抑える セトロタイド注射使用します。ショート法、ロング法でうまくいかなかった場合や OHSSになりやすい方などに有効です。
クロミッド・HMG法
卵巣の機能がよくない場合などに低刺激で行う方法です。月経3日目からクロミッド とHMG注射を開始します。採卵できる卵子数は1~数個です。薬の使用量が少なく、 体への負担は少ないです。自然排卵が起こり、採卵が中止になる場合があります。
自然排卵周期法
年齢の高い方、排卵誘発剤に無反応な方に行う方法です。採卵数は基本的に1個です。 自然排卵が起こり、採卵が中止になる場合があります。